【レビュー】CHROME x Panaracer コラボシューズ【DIMA3.0】
先日Twitterに1通のDMが届きまして。
「商品レビューをブログに投稿してくれませんか?」って・・・正気か
私でも知ってる企業様からのご依頼を断る理由もなかったので
今回初めての試みにはなりますが
ちょっと気合を入れて商品レビューを書いてみたいと思います。
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今回私なんかに商品レビューを依頼してしまったのは
バッグやアパレルメーカーのCHROME
おいおいおい、マジか
たまーに日本語がおかしい文章で中華製商品のレビュー書いてくれ!
ってDMが届いたりはしますが、CHROMEて!!
街中でオサレな自転車乗りがメッセンジャーバッグとか
使ってるイメージがあるCHROMEですが、
ローディー的にはお馴染みのPanaracerとコラボ
世界最高峰のバルカナイズドシューズと銘打ったシューズを発表しました。
ラインナップとしては
・クラシックデザインのCHROMEオリジナル都市型スニーカーを
アップデートした【KURSK AW】
・前足部分はトゥクリップペダルと相性が良いタイトシルエット、
かかと部分は着脱が容易なリラックスフィットのスリッポン【DIMA 3.0】
ミッドライズスニーカー【SOUTHSIDE 3.0】
と廃盤になっていたモデルの復刻【SOUTHSIDE 3.0 LOW】
KURSK AWとSOUTHSIDEには名前の後ろにPROとついたモデルもあり、
こちらはSPD対応になってるようです。
依頼を受けて数日後ご提供いただいたモノが届く。
この時点ではラインナップのどの商品なのかは分からず
開けてみるまで謎のワクワク感。
箱を開けてみると送っていただいたのはDIMA 3.0
カラーは3色ある中のブラック
アッパー部は疎水性の高いナイロンで小雨程度であれば大丈夫そう
インソールのデザインはPanaracerとのコラボが一目で分かるぐらい派手派手!
靴底にはPanaracerが開発した
“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立したアウトソールラバー
赤色がええ感じ!
見た感じペダルはかなり踏みやすそうだけど、
その反面歩くのはちょっと不得意そうな予感。
ちょっとラバーソールが厚すぎやぁしないかい!?
自転車乗りはすぐに重量を量りたがる。
箱から取り出す時にずっしりと感じた重さは量ってみると438g
こりゃあソールの剛性すごそうだぜ・・・!
以下公式HPより抜粋
『CHROMEが理想としたFOOTWEARにおける唯一無二の強みは、
Panaracerがシューズでは初となる、
ゼロから開発を担った新素材のソールラバー』
『地面との転がりを重視するタイヤの特性から、
シューズに求める特性へ振り切った配合のバランスを追求した結果、
ソールラバーにおいて相反すると考えられてきた
“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立。
事実、研究段階で実施したソールラバーの性能テストで、
名だたるサイクリング向けスニーカーを凌駕する数値を叩き出した』
『加えて、シューズ内部やソール構造にはCHROME FOOTWEARの強みである
PowerPlateテクノロジーを搭載。クッション性の高いフットベッド、
通気性と屈曲性を併せ持つインソールボード、
防滑性と耐久性に優れたアウトソールなどの機能が、
歩行でもライディングでも極上の履き心地を実現した』
『CHROMEとPanaracerのテクニカルコラボレーションが結実し、
あらゆるシーンで最高レベルのタフさを発揮する
新生CHROME FOOTWEARが、ここに誕生』
とにかくなんか凄そうだぜ!!
早速履いて自転車に乗って10kmほどゆるポタ
フラットペダルの自転車があればそれで試してみるべきですが、
そんな自転車ないのでいつものcento1NDR+TIMEのペダルの組み合わせ。
ビンディングシューズ以外のシューズで走ることなんてほとんどないけれど、
たまーに普通のスニーカーでTIMEのペダルを踏むと
当然フラットじゃないのでペダルの凹凸が足の裏に伝わってくるし
踏み込む時も不安定なのでとてもダンシングなんて出来るわけもなく・・・
これがDIMA 3.0だとラバーソールの厚みと剛性で踏んだ時に
ペダルの凹凸が足の裏に伝わらずにフラペに近い感覚で踏むことが出来て、
またペダルとの接点が少なくてもグリップ力があるおかげで
スニーカーとは違い安心して踏めるのはかなり嬉しいところ。
シューズってどうしてもドライブトレイン周りのオイルとか付いちゃうんだけど
ブラックだと汚れが目立たない点は個人的にすごく嬉しい。
かかとの部分には小さいけれど反射材がついてて
サイクリスト用のシューズとして考えられているのがとてもよく分かる。
最初に不得意そう、って感じた「歩く」って部分では
思ったよりも歩きにくさは感じなかったかな?(上記の点を除く)
「衝撃吸収性に優れたPUクラッシュパッドインソール」が
かなりイイ仕事してる感じ。
サイクリングシューズとして自転車に乗る用として主眼を置きつつも
自転車から降りて歩く時にも不快感を感じないのはかなりグッドだと思う。
残念だなぁ、と感じたのは足を上げる動作をするとかかとが浮き上がる。
これは自転車を降りて歩いた時にも感じたんだけど
どうしてもソールラバーの重さと、
スリッポンの長所である靴紐がなく着脱が容易なルーズ感、
そしてアッパー部分の伸縮素材とが悪い具合にマッチしちゃって
足上げるとシューズ置いてけぼりで脱げちゃいそうになる。
公式の通販ページでは0.5cm小さめがおすすめ、ってことですが
0.5cnと言わず1cm小さいものにすれば改善はするかも。
個人的にはシューズの横幅に関してはあまり窮屈さを感じなかったので
極端に足の甲が幅広じゃない限りは1cm小さいものを選ぶか
靴紐があるKURSK AWかSOUTHSIDEも選択肢に加えた方がいいと思う。
このコラボシューズのもう一つの強みである「耐摩耗性」に関しては
もっと履き続けないと今の時点では何とも言えないのが正直なところ。
ただそう簡単に摩耗してくるようなソールじゃなさそうだし
例えばカジュアルに街乗り+お店の中を歩く、ぐらいの使い方であれば
長期間履けるんじゃないかな、って想像。
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まとめとしては
TIMEのペダルでもフラペのように踏むことが出来るソールのグリップ力、
一見屈曲性なさそうだけど歩く際も歩きにくさを感じることはなかったので
さすがPanaracer!と言ったところでしょうか。
というか全くソールが削れてない状態でこのグリップ力だったので
多少ソールが削れてきたらもっとすごいグリップ力を発揮するのでは・・・?
タイヤも新品の状態から皮むき(慣らし)を推奨するメーカーもあるしね
(Panaracerはどっちの立場かは分かりませんけど
個人的にはインソールがかなりのお気に入り
インソールの硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な感じが
自転車に乗ってる時のペダルから伝わる振動や
歩いてる時に伝わってくる地面の衝撃を吸収してくれるので
長時間履いてても足の裏の痛みとかは無縁っぽい!
唯一残念に感じたのはスリッポンのルーズさ故の脱げやすさ
シューズのかかと部分の内側に滑り止めなんかがあればいいのになぁ、と。
あ、あとこのシューズの方向性とは違ってきちゃうんだけど
車の運転時、めちゃくちゃいい感じです。
ソールの剛性、グリップ力でペダルが踏みやすい上、
スリッポンのルーズ感が足を締め付けることもないので超快適
わりとこれ1足あるだけで日常生活オールオッケーな気がしてます、はい。
外見はシンプルなデザインで
Raphaのデニムと合わせてのんびり街乗りとかしたいよね。
・・・そうなってくるとアレだ
普段使い出来るフラペの自転車欲しくなってくる
クロスバイク・・・ミニベロ・・・
しばらくはゆるポタする時のお供になりそうです。
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