SR取得を賭けてBRM1030中部600を走ってきました!
よもやよもやの600kmブルベである
結論を先に言っちゃうと両膝を犠牲にして完走と相成りました
今回はそんなブルベの備忘録
++
前日は睡眠時間確保の為に21時就寝の26時起床で5時間睡眠
AR中部のスタート地点はお馴染みの瀬戸しなのなので自走でのんびりと。
この自走という選択が翌日の自分を苦しめるとはまだ知る由もない・・・
瀬戸しなのについてブルベカード受け取り
直前にキューシートの修正があったんだけど
PCからだとExcelファイルが壊れてて開けないという罠が潜んでいたので
現地でしっかり確認しとく(一応スマホからは何故か開けたけど
スタート直前に大好きな小倉マーガリンでテンションアップ!
まだ夜が明ける前の5時スタート!
瀬戸しなのから下っていく一行のヘルメット尾灯の灯りが幻想的だった
愛知から岐阜へ抜けるまでは信号は多いものの
まだ夜明け前で車も少なく走りやすかったかな
ここら辺は走力が合う人たちが自然にトレイン組んで順調に進む
あんまり覚えてないけど木曽川超えて岐阜に入った辺りで朝日を拝む
途中トイレに行ったりしつつもここまでは特に問題なく順調そのもの
若干右膝に違和感がある気がしたものの、
過去に半月板を割った古傷が寒くなると違和感出すのでそれだと思い込む。
気温が上がってくれば違和感もなくなるハズ・・・そうあってくれ!
7:34 PC1 ローソン山県高木店着(59.0km スタートから2時間34分)
補給もそこまで必要じゃなかったので手軽に肉まんだけ
ここから滋賀に向けて徐々に標高を上げていく
信号はほとんどなく交通量もない快走路だった
ただ今回の中部600のルート
全体を通してトンネルの数が尋常じゃない多さで
トンネルに入る度にサイコンのGPSが受信出来なくなり
GARMINのエラー音がかなりのストレスに。
しかもトンネル抜けてGPS再受信してルート再開したと思ったら
反対方向に進んでたりすることが何回かあって
他の参加者とルート確認することもしばしば。
上って下って滋賀に入って気がつけば琵琶湖沿い
11:43 フォトチェック メタセコイア並木着(160.5km スタートから6時間43分)
まだ紅葉には早いけど観光客多かった
相変わらず道路の真ん中で写真撮ろうとするバカばっか...
ここからR303の鯖街道を走って滋賀から福井へ入る
次のCPのコンビニまであと40kmでその間に道の駅が1つあるぐらい
ほぼ補給は出来ない区間になるので手前でちゃんと食べておくことに。
まぁ安定のブルベ飯ってやつですよ
でもこういう時じゃないとコンビニでパスタなんて買ったりしないので
実は楽しみの1つだったりするわけで。
自転車で北陸ははじめてかも
13:31 PC2 ローソン小浜駅前店着(199.4km スタートから8時間31分)
ここはLチキとオレンジジュースで補給
そしてこの時点でついに無視出来ない膝の違和感
まだ全行程の1/3しか走ってないんですけどー!!
とりあえず違和感が痛みに変わらないことを祈りながらリスタート
この日の宿泊予定の加賀市まではあと150km
登りはないものの日本海沿いを進む平坦区間が続くのでとりあえず踏むしかない
平坦とは言いつつも三重のパールロードとまではいかないけど
細かいアップダウンがあったりするので膝に負担かけないようにゆっくりペース
16:31PC3 ファミマ敦賀あけぼの店着(250.0km スタートから11時間31分)
甘いモノが食べたくなったのでプリン!
なお膝の違和感は無事に痛みに変わった模様
でもこんなところから輪行なんて絶対にしたくない!
ええぃ、ブルベ続行だ!とりあえずホテルまでは行くぞ!!
と意気込んだものの20kmぐらい進んだところで
本気でDNFが脳裏にチラつき始める程度に膝がヤバい
1人で走ってたと思ってたら後ろに何人かいたので
「膝が爆発しそうなんで先に行ってください」と伝えると
「ロキソニンいりますかー?」と神の一声。
冗談抜きでこれがなかったらホテルまで辿り着けなかった可能性
その後颯爽と行ってしまったけどあのスペシャ乗りの人には感謝しかない
もらったロキソニンを飲んで薬が効くまで夕陽眺めながらのんびりと。
18:24 PC1 フォトチェック 越前岬灯台着(295.9km スタートから13時間44分)
完全に陽は落ちてフォトチェックの灯台へ。
海岸沿いのルート上から少し外れてた場所にあるんだけど
灯台までの道がドーナツ舗装のよくあるクソ坂の類でAR中部のイジメを受ける
ロキソニン飲んでなかったら多分死んでた
このあとロキソニンのブーストが掛かった状態で
全力全開で加賀のアパホテルにとうちゃこ(350km スタートから16時間ぐらい)
フロントで受付してたら私のウェアを見て察してくれたのか
ロードバイクをバックヤードで預かってもらえた。
おそらく今回のこのブルベ、
ちゃんと睡眠を確保するのであれば350km地点のアパホテルか
370km地点にある快活クラブの2択になると思うんだけど
意外にもホテル宿泊を選択した人の中では到着が1番だったっぽい。
何はともあれまずはお風呂だ!
今回快活じゃなくてアパホテルにしたのは大浴場があるからなのだ!
お風呂入ってコンビニで買っておいた弁当で夕食
こいつの効果はいかほどか・・・
ホテルから次のPCのコンビニまでは約20km
クローズ時間を考えると5時間寝ても問題なさそうだったけど
膝の具合を考えると貯金はいくらあっても足りないと判断して
3時間睡眠でスマホのアラームをセット!
寝る前に虹ヶ咲6話を見始めてしまう
ツナガルコネクト、良いよね(とっとと寝ろ
アラームの音で起床
3時間睡眠で調子はどうかな?と思ったけど
やっぱりベッドでちゃんと寝ると短い睡眠時間でも回復度合いが全然違う
前日に買っておいたパンを食べながら準備して2時過ぎにアパホテルを出発
この時バックヤードには自分のロードバイク以外にも
4、5台ロードバイクが置いてあったのでやっぱり考えることは同じみたい。
3:05 PC4 セブン小松日の出町2丁目(372.1km スタートから22時間5分)
写真撮り忘れ・・・
眠気はないけどここから手取渓谷がある白山方向へ上っていくので
レッドブル飲んで翼を授かろうとしたような。
4:54 フォトチェック 道の駅 瀬女着(399.9km スタートから23時間54分)
正直ここら辺あんまり覚えてない
真っ暗の山道だしトンネルとスノーシェッドが多いし
ホテルで寝る前と出発前にマッサージした膝はやっぱり痛くなるし
一番キツかったところだったかも。
7:31 PC5 ファミマ大野中挾店着(446.8km スタートから26時間31分)
残り150kmあるけどここが最終PCなのでとりあえずレシート集めは終わり
あとは貯金を食いつぶしながら瀬戸まで戻るだけなんだけど
前日に痛めた右膝は悪化する一方、ついに左膝まで痛みが出てきて満身創痍
翌日の11月1日はサイレンススズカの命日
天皇賞を走り切ることが出来なかったスズカのラバストを見て
こんなところでDNFするわけにはいかんのよ!と折れそうな心を奮い立たせる
勾配がキツいというよりはアップダウンを繰り返しながら
徐々に標高を上げていく感じでまぁこれが膝にくるわくるわ
途中九頭竜湖のコンビニで地元ローディーと談笑
愛知からの走ってきたルート説明したら本気で苦笑される
そら600kmて車でも運転したくない距離を自転車で走るとか・・・ね?
でもこういう一期一会的な出会いで会話するのは楽しいもんです
九頭竜湖周辺はイイ感じに紅葉が始まってました
でも写真を撮る余裕は1mmもなかったので脳裏に焼け付けときました
ブログのことは一切考えないブロガーにあるまじき行為である
その後最後のピークである油坂峠を超えて岐阜県へ
ここからは知ってるルートになるので気持ち的にも楽になるかと思いきや
下り基調ではあるものの地味なアップダウンがある国道ルートで死にかける
この日もパスタ食べたり
クーリッシュで痛みの緩和を図る
そんなこんなであと40km弱
残り6時間で40km弱なので普段であれば何の問題もない
途中でパン屋行ってカフェ寄ってもお釣りがくるペースですが、
この時はペダル回す度に意識が飛びそうなぐらいの痛みになってて
とにかくもういかにペダルを回さずに1mでも先に進むことしか考えてない。
気が付けば100WどころかFTP1倍も出ていないソンビ状態
そしてついにスタートゴールの瀬戸しなのへ
時間は36時間44分
メダルも購入
ゾンビとなり息も絶え絶えでメダルを受け取り後は帰るだけ・・・
ってここまで自走で来てたんだったわ!
マジか、もうムリ・・・
ここから十数km走るのはもう膝的にはもちろん、気持ち的にもムリ!
こうなったら輪行せざるを得ない!
こういう時に限って苦手過ぎる輪行準備が
何故か10分ぐらいでめちゃくちゃ上手に出来た・・・
あとはもう電車乗ってぴゃーっと帰宅
体力、気力は残ってたんだけど何もしてなくても膝が痛くて
ロードバイクを自室に運ぶのに悶絶の連続で意識がぶっ飛びそう
もう一歩も動けない状態だったので即就寝
++
というわけではじめての600km無事完走
感想はまた改めて!
土日で600km走って翌日から普通にお仕事で出社とかツラいの一言
何故かクリアファイルが付いてきたんだ!
はぁー、がんばろ
↓参加していますので宜しくお願いします^^