尾道からさざなみ海道を走り呉へ
フェリーで大三島へ渡ってゲストハウスで1泊の1日目。
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前日はスマホのアラームを5時に設定し、気を失うように就寝。
日中暑かったけど夜は気温がグッと下がりすぐに寝ることが出来て良かった。
いい歳した大人たちが扇風機取り合うとか地獄絵図でしかないし。
ただ慣れない環境なのか、早朝にアラームを鳴らしてしまう申し訳なさなのか
夜中の3時ぐらいには目が覚めてしまい、二度寝も出来そうになかったので
物音立てないようにこそこそと着替えたり荷物まとめたりで出発のスタートを。
こそこそやってたもんだから時間もかかりあらかた準備を整ったぐらいで
設定していたスマホのアラームが鳴り出してすげぇビビる。
予定よりだいぶ早いけど近くのコンビニで時間つぶせばいいや、と
朝焼けが綺麗な中、ゲストハウスを出発。
ろんぐらいだぁすの作中で弥生がナイトライドから夜明けを迎えて
街が動き出す瞬間を感じて欲しかったと亜美に話すシーンがありましたが、
こんな雰囲気なのかもしれません。
まぁ私はナイトライドからの朝ではなく、
バッチリ寝て迎えた朝の違いはありますがこまけぇことはいいんだよ!
あっ、ちなみに宿泊したのはゲストハウスOHANAってとこね。
外にサイクルラックもありますが、
自前のロードバイクは室内の共有スペースに入れることも可能なので
聞いてみるといいかもしれない。
300mほど離れたところにあるコンビニでホットコーヒーをすすりながら
簡単に今日のコースや予定を頭の中で確認しつつ、
まずは今治へ向かうため港へ向かいます。
ほんの少し走っただけで海岸沿いに出て
まだ少し朝もやのかかった海を眺める事が出来るのもここで1泊した特権です。
港までは10kmほどでアップダウンがあるものの下り基調なので
朝一で動かない身体にはちょうどいい感じの運動。
6時ぐらいに港に着いてしまいフェリーの時間まではまだ時間があったので、
昨日ムカイ製パンで買ったあんパンと瀬戸内レモンのベーグルで軽く朝食。
なんだこのまったりとした時間・・・
あぁ、名古屋になんか帰りたくねぇ
そんなことを考えていると乗船予定の船が。
大三島から今治へと向かう朝一番の船は昨日乗った民間のフェリーではなく、
市営の旅客船ですが自転車も問題なく乗せられます。
というか昨日のフェリーは特に固定もなく立て掛けるだけだったけど、
こっちはちゃんと固定具使って固定してくれるのね。
フェリーの方が大きいし揺れないから固定する必要もないんだろうけど、
市営の方がちゃんとしてくれてる感はありました。
実は昨日岡村港で大三島から今治へと向かう船の時間を職員の人に確認した際に
「朝一番だとフェリーじゃなくて旅客船になるよ」
「自転車も乗せられるけど台数限られるので岡村港から乗る人が多いともしかしたら乗れないかも」
「ちなみに次に今治に行く船は2時間後になるよ」
と有益ながら地味に怖いことを言われて、
運が悪いと2時間何もない待合所で過ごす可能性もありましたが
フタを開けてみれば自転車乗りは1人もおらず
無事に朝一番の船に乗れたので良かった良かった。
「朝一番の船に乗れるかどうか電話で確認した方がいいですよ」
と教えてはもらいましたがゲストハウスから港まで距離があるので、
時間的に確認する前にはゲストハウスを出発しなければいけねぇんだよなぁ!
朝日で神々しく見える来島海峡大橋
しまかぜ海道ってこの橋渡るんだぜ・・・胸が高鳴ってしょうがないな!
2,30分ぐらいで今治へ、初の四国上陸!
とりあえず近場にあった今治城跡にぶらりと行ってみたりー
大三島でパンは食べたものの、序盤は補給ポイントが少なそうなので
朝早くから開いている店が多い市街地にいる内に何か食べておきたいところ。
というわけで起点となる場所のほぼ隣にあった二葉で2回目の朝食。
朝ごはん定食、620円也。
暖かい味噌汁が嬉しい時期になってきたなぁ、と。
まぁこの日も前日に引き続き日中はクソ暑くなるんですが
ちなみにこのお店、ロードバイクというか自転車を置く場所がないのですが
すぐ横がしまなみ海道を走るローディー御用達のシクロハウスなので
シクロハウスで1泊してここで朝食を食べて今治へ向かうローディーもいるそうな。
腹も満たされたのでついにしまかぜ海道を尾道まで走ります。
来島海峡大橋を渡り大島へ。
前日のとびしま海道もすごかったけれど、
しまなみ海道もほんともうヤバイ、綺麗過ぎて身体震えてくるもん
大島に渡りブルーラインに沿って走っていると亀老山展望公園への案内が。
調べてみると絶景が期待できる場所のようなので
本日はここでヒルクライムと洒落込もうではないか!
展望公園がある頂上までは約3kmと距離は短いものの
平均勾配8%、最大勾配は15%のヶ所もあり登り応えは十分。
写真スポットとして紹介されている場所だけあって、
中高生のグループを見掛けることも多かったのですが
まぁ軒並み途中で諦めて自転車降りて歩いてたよね。
いやね、私も昨日の疲れもあったし
「脚ついちゃおっかなー」とか思わなくもなかったですが、
自前のロードバイク乗ってる手前、他の人たちに
「あの人ロードバイク乗ってるのに脚着いちゃってるよプププ」とか
「痛ジャージ着て歩いてるとか格好から入ったオタクかよプププ」とか
万が一思われるのも紙くず同然のプライドが許さないので
心を何回か折りながら死に物狂いで頂上まで登る。
駐車場や売店があるところまで登ったら駐車場の脇に
サイクルラックがあるので自転車をそこに置き、
なんだかオシャレな階段を登り展望台を目指します。
おぉぉぉぉぉぉ、こいつはすげぇぇぇぇ!
写真などで見たことはあった景色を自分の目で見ることが出来るとは・・・!
しかも車ではなく自転車で登ってきて適度に疲労を感じている状態だと
一層感動もデカいです。
雲はあるものの来島海峡大橋や周辺の島々もしっかりと見ることが出来る
天気だったも幸いして本当に良い景色を見ることが出来ました。
こんな良い天気だと観光客も多かったのでそそくさと展望台から退散。
売店で藻塩アイス売ってましたが昨日食べたのでここは無補給で
一気に山を下りしまなみ海道のコースへと復帰します。
というのも少し進むとカフェがあったのでそこに寄るつもりだったのですが
カフェの近くまで行くと歩道に数人のグループが立っているではありませんか。
というか歩道から駐車場に入るところにロープなんかが張ってあるんですが・・・
え、まさか
臨・時・休・業!
珍しくちゃんと調べたところに来たらこの仕打ちに心折れる。
お店の前で同じように心折られた家族連れがいて、
「いやー、まいりましたねぇ」と少しお父さんと話したんだけど
どうやらここから11km先にあるお店で昼食食べるまで休憩はおあずけらしい。
ロードバイク乗ってる人種は大抵距離感がバグってるので
11kmって聞いても特に何も感じませんが、お母さんはじめお子さんが
絶望した顔でお父さんを見ていたのを僕は忘れられそうにもありません。
コースを外れてお店を探しても良かったのですが、
「コース上なら何かしらあるだろー」とお父さんに別れを告げて大島から伯方島へ。
橋を渡り少し進んだところに大量のロードバイクが置いてある
道の駅があったので時間の余裕もあったので少し寄ってみることに。
せっかくの伯方島なので伯方の塩ソフトクリームを食べながら海を眺めて休憩。
そういえば大三島に伯方の塩の見学などが出来る工場があるものの
時間の関係で前日もこの日も寄る事が出来そうになく、
ここでこのソフトクリームを食べることが出来てラッキーでした。
まぁ後で行くところにも普通にありましたが
ここでは知る由もないので良かったってことにしておこう。
昨日は島の西側にある港から島の中心部へ走りましたが、
今日は北側から南へ向かって進むのでまた違った景色を楽みつつ
ここでのお目当ては大三島リモーネ。
ろんぐらいだぁすでも出てきたお店だったので寄ってみたかったお店の1つです。
中は雑貨や小物、瀬戸内レモンを使った商品が
小さな店内にところ狭しと並んでおりました。
ここでは瀬戸内レモンのレモネードをいただきます。
大した距離走ってないけど疲れた身体にクエン酸が染み渡るーっ!
お店の前にあるイスでゆっくりしたかったのですが、
オサレ店舗の前で長々とゲキソウサイクルキャップに
FORTUNAジャージ、パックパックにはアンチョビのつままれラバストという
出で立ちの男が1人居座るわけにもいきません。
しまなみ海道のコースから少し外れた道にあっても
サイクリング中に寄る人が入れ替わり立ち代わりの人気店ってこともあったので
この先にあるサイクリストの聖地へ向けてコースへ復帰しましょうか。
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といったところで思った以上に長くなりそうだったので一旦一区切り。
尾道まで無事に辿り着くことが出来たかは次回のお楽しみということで。
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